1: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:11:44 ID:DyLeJsdM5

甲子園球場での試合を終え、阪神の選手達はロッカールームで休憩をとっていた。

鳥谷「お疲れ」
後輩達「お疲れ様です!」
???「トリ、今日のサヨナラは見事だったぞ」

鳥谷「か、金本さん!」

金本は鳥谷のサヨナラ劇を祝ってあげるべく、解説席からロッカールームへ出向いたのであった。

金本「今日は俺の奢りだ」
「一緒に焼肉でもどうだ?」
鳥谷「ありがとうございます金本さん。では、お言葉に甘えてご馳走させていただきます。」


引用元: プロ野球七不思議シリーズ「鳥谷敬、驚異の安定感の秘密」

2: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:12:39 ID:oXFChrCxb

お、澤村のやつの新作か!
期待


9: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:19:31 ID:DyLeJsdM5

>>2
覚えてくれてたんか!
ありがとうやでー!

(更新遅くて)すまんな


3: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:13:15 ID:DyLeJsdM5

二人は焼き肉店へと足を運んだ。

金本「どうだトリ、サヨナラのあとの焼き肉はうまいか?」
鳥谷「焼き肉、ですね。」

二人で焼き肉を味わっていると、一般女性客達が鳥谷に気づいた

女性A「あ!今日サヨナラを打った鳥谷だ!」
女性B「え?どこどこ!?」
女性C「わぁ!イケメン!」

見る間に鳥谷の周りは女性客で溢れかえった
しかし、偶然同じ焼き肉店に居合わせた「市川海老蔵」がその様子を気を食わなかったのか、鳥谷に突っかかる


海老蔵「いくらもらってるの?」
「俺なんか、国から60歳まで2億もらえんだよ!」

聞いてもいないのに一人でに自慢話を口走る

海老蔵「野球選手って体鍛えてるんでしょ?」
「ちょっと腕相撲しようや」

引退して歳もとっている金本の方を見て腕相撲で勝負を挑む海老蔵
あまりに卑怯である。
しかし、そんな金本への侮辱行為を鳥谷は黙っていなかった。

鳥谷「金本さんが出るまでもありません。僕がやります。」

海老蔵と鳥谷が腕を掴み合う
睨み合う両者
空気は混沌とする最中、金本は合図をかけた。

金本「よーい、始め!」

合図をかけた刹那、テーブルに腕を打ち付ける音が店内に響き渡った。
...勝負は一瞬にして決まったのだ。

戦いを終えてもなお冷静沈着の鳥谷
テーブルに突っ伏して悔しがる海老蔵

勝敗は明確だった。

悪態を晒しつつ、更にこんな無様な姿を重ねた海老蔵はいたたまれなくなって、非常に小さくなった背中を見せつつその場を後にした。

鳥谷の周りには更に女性客が増えた。

面倒くさくなった鳥谷は料金を支払い金本と焼き肉店を出た。


4: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:15:39 ID:DyLeJsdM5

そのときだった。

出入り口付近にいた鳥谷と金本目掛けて1台のトラックが突っ込んできた。

海老蔵「死ねええええええ!!」

運転席には血眼になった海老蔵の姿があった。

鳥谷「金本さん、危ないッ!」

金本は鳥谷に突き飛ばされ、トラックを回避した。
しかしその瞬間、トラックは焼き肉店の入り口へ突っ込んだ。

金本「トリ....?」

瓦礫の山に埋れた焼き肉店へ金本は駆けつける。
必死に瓦礫を掻き分け鳥谷を探したが...
そこにはトラックの下敷きとなった鳥谷姿があった。

金本「トリ、大丈夫か...?」
鳥谷「大丈夫ではない、ですね...?」

先程グラウンドでサヨナラホームランを放った鳥谷姿はそこにはなかった。
あのときの姿とはかけ離れ、酷く弱り果てていた。

鳥谷「金本さん...ガガッ...今すぐここを...離れた方がいいです...」
「...ガガガッ...トラックから漏れたガソリンと...焼き肉の火が引火します...早く...逃げてください...ガガッピー...」

こんな瀕死な状態だというのに、鳥谷は悲しい顔一つ残さず金本の身を心配した。
鳥谷の近くから妙な機械音が鳴っていたが、そんなことを気にしている余裕などなかった。

間も無くして、ガソリンと火が引火を起こし、大きな爆発が巻き起こった。

金本「トリィィィィィィィィィィ!!!」

鳥谷の姿は爆発音の中へと消えて行った。
爆発が収まったあと、瓦礫を漁ったが、鳥谷の姿は見つからなかった。


5: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:17:33 ID:DyLeJsdM5

このことを嫁の裕子さんと娘へ伝えるべく鳥谷邸へ出向いたが、家族の姿は見当たらなかった。

ドアノブを捻ると、何故か鍵が空いていた。

金本「どういうことだ...?」

内心鳥谷の家へ勝手に上がり込むことは後ろめたいが、今はそれどころじゃない。
一刻も早く、家族へ伝えないと。

家の中は薄暗く、家族は誰もいないようだ。

だが、一つだけ灯りの灯った部屋があった。

金本「あそこに家族がいるのかな?」

部屋へ近づく金本。
一歩一歩歩く音が廊下へ響く。

金本「おや?なんだか変な音が聞こえるぞ?」

...先程鳥谷の近くで鳴った機械音と同じ音だ。
一歩近づくに連れ、音は大きくなる。

ようやくドアの前にたどり着いた。
部屋の奥からは、入り組んだ機械音が鳴り響く。

金本「この部屋から機械音が鳴っていたのか。」
「奥さんがパソコンでもいじっているんだろう」

ドアをノックする

金本「裕子さーん」

...返事はない

金本は恐る恐るドアノブに手をかけ部屋を開ける。


6: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:17:46 ID:DyLeJsdM5

ドアを開いた瞬間、金本はとんでもないものを目にしてしまったのだ。

金本「な...なんだこれはッッ!!!」

そうか、鳥谷が怪我をしないで長年成績を残し続けていたのは、こういうことだったのか。
全ての秘密が明らかになった。

そこには何百人、いや、何百体も並んだ鳥谷敬の姿があった。

金本は腰を抜かした。

そう、鳥谷はロボットだったのだ。
怪我をしてもいくらでも取り替えがきく、そもそもプログラムされている野球脳に調子やピークなんて関係なかったのだ。

爆発での鳥谷の破壊を感じ取ったのか、最前列の機体が動き出す。

そしてそのまま、鳥谷は金本の前へ立った。


鳥谷「金本さん、さきほどはご心配をお掛けして申し訳ございませんでした。では、次は赤星さんも読んで二次会でも行きません?」

END


8: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:19:22 ID:FCkmkRvfs

嫁どこいってん


10: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:21:12 ID:JJlvUUiQW

今回も面白かったで


11: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:21:33 ID:6IjgTwX7I

さあ、あと5作早く書くんやで


14: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:23:44 ID:DyLeJsdM5

>>11
毎日このくらいの怪談が映える時間帯に更新する予定や
ありがとな!


12: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:21:45 ID:EQvOYa9JO

おもろいわwwサンキューイッチ
次は糸井あたりか?


13: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:21:53 ID:EMOymSf34

このシリーズ好きやで。
次も楽しみにしとる


15: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:23:55 ID:3sWEzLRZS

これでスニーカー大賞に応募できるな!!(錯乱)


16: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:24:33 ID:s0LKAhG8n

や海糞
次回作も待ってるでー


18: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:26:24 ID:RIXpuU8XB

スポーツ新聞に連載枠もらっていいレベル


19: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:27:24 ID:dlMSvy5Yw

なんで当事者の赤星ではなく金本に変えたんや?


20: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:29:22 ID:DyLeJsdM5

>>19
「水、ですね」のパロがやりたかったんや(小並感)
それと、おんjで人気者のヤニキの方が物語が映える気がしたんや


23: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:55:24 ID:6mHKgf2U2

結構よくできてて草


24: 名無しさん@おーぷん 2014/07/27(日)23:55:38 ID:EElbRIrwt

思い付きで書き込んでるとは思えないクオリティや


25: 名無しさん@おーぷん 2014/07/28(月)00:08:22 ID:bQOXenj7Y

開発者は鳥谷嫁やろなぁ


26: 名無しさん@おーぷん 2014/07/28(月)00:16:30 ID:0vbXryDZy

次回作も北石照代


27: 名無しさん@おーぷん 2014/07/28(月)01:03:56 ID:4hoclsgYB

あと5つしかないと思うと悲しい


28: 名無しさん@おーぷん 2014/07/28(月)10:07:41 ID:SUw2wzXli

おもろい